経理ナビ(旧社長の経理ナビ): 2008年1月アーカイブ

top_navi.jpg経理ナビを利用してみて、気がついたというか、考えさせられたのは、消し込み作業と、通帳の入力とどちらを先に行うか?という点です。
この消し込み作業というのは、どんなソフトを利用していてもとても大変な作業です。

すべてを経理ナビで管理するのは良いのですが、残高を合わせようとする癖というものは、抜けきれないものです。何か安心しない気持ちが有り、一定のとこころまで経理ナビに依存したい気持ちになります。
(使い方によっては、経理ナビで単なる売掛回収のみに徹するという方法もあ利ます。)

経理ナビでの機能は、請求書、給与明細書、資金繰予測であり、決算書までを出力するには、会計ソフトにデータをエクスポートする必要がります。どこまでを管理するのかを考えたときに答えが出てくるのではないかと思っていましたが、まだその結論は先送りになりそうです。

しかし、経理ナビとビズソフト会計をつかっていると、資金会計の重要性と、正規の簿記の原則に従った損益会計の慣れ親しんできた仕組みがあり、これを両立できる仕組をどのようにうまく利用して経営に役立てるかという興味が沸いてきます。

top_navi.jpg単に使っていて思いつきで、記事を書いているので、順番立てが出来ていないですが、これは後日整理することとして、請求書の発行から次なる作業は、売掛金の消し込み作業です。

得意先の登録をするときに、基本、連絡先、取引とあるのですが、消し込み作業に大きな力を貸してくれるのが、取引に書かれている項目です。入金口座、回収サイクルをアバウトで登録しておくと、これが預金帳と回収帳に、仮に記帳されます。この仮に記帳されたものをチェックしていけば、売掛金の消し込み作業が出来ます。

  • 取引区分
  • 税処理
  • 入金口座 ←ここ
  • 締め日
  • 回収サイクル ←ここ
  • 自社担当
  • 開始残高
  • また、請求書を作成すると、回収チェックの作業をまず促してくれます。経理ナビを最初に開いたときのメッセージダイヤログは、次のようになっています。 ※回収チェックを促してくれるのは、期限が到来しているのに入金口座などとのチェックがすんでいないケースですので毎回表示されるものではありません。)

    ダイヤログ画像挿入予定

    請求書の発行と回収チェックに徹するだけならば、現出納長、預金出納帳をすべて記載する必要性は、この段階ではありません。この点は、経理ナビの設計思想なのでしょうね。機能が切り離せるようになっていると考えられます。

    top_navi.jpg経理ナビを利用してまず悩むところは、何から行うか?ここから始まります。

    購入することは誰でも出来ますが、使うことはその先のことまで含めて一気に行うことはないのです。
    まず、既存の会計ソフトの概念はリセットして使うべきものです。
    資金会計ソフトであること、これを念頭に、収支計算をさせます。


    【経理ナビ利用時の注意点 − 請求書について】
    最初は、請求書発行機となってしまっても良いのかもしれません。
    請求書発行機として利用するにしても、注意しなければならないことは、商品コードを登録しないで請求書を発行してしまうと、その後の商品別集計ができません。必ず商品コードをつけて請求書を発行すべきです。
    後々の集計の利活用をするためには、自社の売上分類などに基づいて、商品コードなどを前もって整理しておくべきかと思います。請求書を書き換えるなどの煩わしさは大変なものです。

    さらに、商品コードを入れ直す場合には、金額欄がリセットされますので、訂正前の請求書をプリントアウトしてから控えをつくってからの作業をおすすめします。

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